法人の銀行口座が開設できる日数と早く開設できる銀行とは

法人の銀行口座が開設できる日数と早く開設できる銀行とは

会社を設立すると銀行の法人口座を開設する必要があります。

銀行口座を開設するのであれば早く出来る方が便利ですが、銀行によっても開設にかかる時間はまちまちです。

メガバンク、ネット銀行、ゆうちょ銀行を比較して、法人の銀行口座が開設できる日数と早く開設できる銀行についてご紹介致します。

銀行の法人口座開設に必要な書類について

銀行の法人口座開設に必要な書類はどのようなものがあるか事前に確認しておきましょう。

銀行によって多少違いはあるものの、一般的に必要となることが多い書類を8つご紹介します。

銀行の法人口座開設に必要な書類

  1. 銀行口座開設の申し込み書類
  2. 法人印鑑 (銀行印 、会社実印)
  3. 全部事項証明書 (登記簿謄本)
  4. 法人の印鑑証明書
  5. 株主名簿 (出資者名簿)
  6. 代表者の本人確認証明書
  7. 会社のマイナンバー (法人届出番号)
  8. 会社定款

会社サイトがない場合には、事業がわかるようなパンフレットや会社紹介資料の提出が必要な場合もあります。

書類に不備があると口座開設までの時間が延びてしまいますので、開設したい銀行のサイトを事前に確認して準備をしておきましょう。

銀行の種類によって開設までにかかる時間が違う

銀行の法人口座を開設するまでにかかる時間は大きく分けると銀行の種類によって異なっています。開設までの時間が短い順に並べてみました。

銀行の種類 開設までの時間
ネット銀行 1週間〜2週間程度
ゆうちょ銀行 2週間程度
地銀・信用金庫 2週間程度
メガバンク 2週間〜1ヵ月程度

それぞれの銀行の種類別に口座開設にかかる時間とおすすめの銀行について順に見ていきましょう。

ネット銀行での口座開設にかかる時間

会社設立間際で一番敷居が低く、利便性の高さからネット銀行で法人口座を開設しようと思う方も多いのではないでしょうか。

ネット銀行の場合メガバンクと比べて手数料が安く、基本使用料がかからない点も初期の企業にとっては大きなメリットです。

また、銀行口座開設にかかる時間は1〜2週間程度でネット銀行が一番早いと思います。

その中でも特にGMOあおぞらネット銀行はweb上から口座開設申し込み書類などのアップロードを行うことができるため、順調にいけばネット銀行の中でも一番早く口座開設が可能となります。

GMOあおぞらネット銀行

僕も写真のように法人口座を開設しましたが、申し込みからカードが届くまで1週間程度でした。

すぐに法人口座を開設したいという方には一番おすすめと言えるでしょう。

新しいネット銀行ということで、積極的に法人口座の開設を行っているのではないでしょうか。

ネット銀行の中でも一番振込手数料が安く、固定電話が不要で申し込みができるのも会社設立間際にはありがたいポイントです。

ゆうちょ銀行での口座開設にかかる時間

ゆうちょ銀行での口座開設にかかる時間

ゆうちょ銀行で口座を開設するまでにかかる時間はメガバンクや地銀と比較しても早いと思います。

面談も不要で、窓口で口座開設の書類だけ出せば後から郵送でカードや通帳が届きます。

預け入れの上限が法人と個人合わせて1,300万円という制限がありますが、設立間際の会社として一旦法人口座を作るという意味では持っておいても損はないと思います。

概ね1〜2週間程度でキャッシュカードが手元に届くはずです。

ゆうちょ銀行は支店数も多いですし、法人口座はインターネットバンキングが無料で使えるというのもメリットとして大きいと言えるでしょう。

地銀、信用金庫での口座開設にかかる時間

地銀と信用金庫の口座開設には店舗での申込と面談が必要になることが多いです。

会社の近くでないと口座開設ができないといったこともあるようですので、なるべくオフィスに近い店舗を調べてから行きましょう。

地銀や信用金庫の場合には地域の企業を応援するというミッションがあるため、比較的審査が通りやすいという声もあります。

口座開設についてはメガバンクよりも早いものの、概ね2週間程度は見ておきましょう。

メガバンクでの口座開設にかかる時間

メガバンクでの口座開設にかかる時間

メガバンクは審査が厳しめということもあり、開設までに一番時間がかかることが多いです。

口座開設時には必要書類の提出と簡単な面談などもあり、キャッシュカードが届くまで概ね2週間から3週間程度は見ておいた方が良いと思います。

また、メガバンクで口座を開設するためには事前に予約を取ってから行かないといけない場合もあります。

もしすぐに法人の銀行口座が必要な場合には、ゆうちょ銀行や地銀、ネット銀行でも口座開設の申し込みを同時に行っておくことがオススメです。

仮にメガバンクで審査が落ちてから違う銀行に申し込みを行った場合、2〜3週間程度は時間を余分に取られてしまいかねませんので注意しておきましょう。

銀行の法人口座を開設する際には複数の種類の申し込みがオススメ

法人口座を開設する際には開設までの日数と合わせて、審査が通るかどうかという点も重要です。

例えばメガバンクだけで複数の口座開設申し込みを行うといったように同じ種類の銀行だけではなく、メガバンクとネット銀行のように複数の種類の銀行に申し込みを行った方が口座開設のリスク分散ができます。

口座開設が早く手数料の安いネット銀行に申し込みをしつつ、必要に応じてメガバンクにも口座開設申し込みをするといった組み合わせがオススメです。

ただし、資本金が低くて固定電話がないような場合にはネット銀行の方が断られやすいケースもありますので注意しましょう。

ネット銀行以外の対面のやり取りがある銀行では会社設立間際の場合、少しでも多く法人名の入った書類を用意して担当者に提出することで開設の確率が高まりますので、ぜひやってみましょう。

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